肝付町の遺跡
塚崎古墳群

 昭和22年2月20日に国の史跡に指定された古墳群で
日本最南端の高塚古墳の集合体としての価値を持つ。
 半島の脊梁をなす国見山系の中の黒尊(クルソン)岳
の山麓、肝属川を望む舌状台地に形成されている。

塚崎台地には大小さまざま44のの高塚古墳が築かれ
ており、内訳は前方後円墳5、円墳39である。そのうち
39号前方後円墳(花牟礼古墳)が最大のもので,全長が
66メートルほどあり、小丘の突端を整形して築かれてい
る。古式古墳といわれている(4世紀代)。また地下式横
穴墳もこれまでに13基が見つかっている。



塚崎台地の東約1.2キロメートルには、東田遺跡があり
標高5メートルの低地でありながら、弥生・古墳両時代
にまたがって50基弱の住居跡が確認されている。塚崎
古墳群はそれら低地定住者の墳墓の地といってよいの
かもしれない。

(『大隅』48号の中村耕治氏論文「大隅地方
 の古墳文化」を参照した)
 


標高20bから30bの塚崎台地

塚崎1号墳を覆う樹齢1300年の楠
 国の天然記念物に指定されている

最大の前方後円墳・39号墳(花牟礼古墳
全長66メートル)の後円部を望む

マップ

塚崎台地の五千分の一地形図はこちら(肝付町立歴史民俗資料館配布の物より転載)