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霧島市隼人町に鎮座する鹿児島神宮は
平安時代の初めごろに編纂された「延喜
式」に載る古社で、社伝によれば和銅年
間(708〜715)に造営されたという。

祭神   ヒコホホデミノミコト
相殿      トヨタマヒメ

  仲哀天皇 神功皇后
  応神天皇 

 ヒコホホデミノミコトは皇孫ニニギノミコトの子で、母は山の神の娘である。
兄弟にホスセリノミコトがいて、こちらは隼人の祖に当たる。つまり天皇家と隼人とは
神話の上ではどちらもニニギノミコトを始祖としているというわけである。ところが歴史
学の上ではこれは辺境の地に住み、大和王朝に従おうとしない隼人を懐柔するため
の造作なのだという。

大和から見ればたしかに大隅は辺境ではある。ヒコホホデミノミコトの孫に神武天皇が
生まれ、いわゆる神武東征を行って南九州から中央王権を樹立することになるが、そ
の話もやはり造作で、神武天皇そのものも創作上の人物に過ぎないともいう。

だが、ニニギノミコト、ホホデミノミコト、ウガヤフキアエズノミコトそしてワカミケヌノミコト(神武天皇)と四代にわたり、后はすべて南九州系の種族の娘なのだ。そこまで
混血すると神武天皇には南九州の<蕃族>の血が流れすぎはしないかと、仮に創作であるにしても心配になってくる。そこまで書かざるを得なかった史実の核があったと見たほうがすっきりしよう。

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しゃくたいと読む古いお宮。

鹿児島神宮の東方約二百
メートルほどの山の麓にあ
る。
伝承では石を祭り、その石
は地の底まで届いていると
いう。

隼人本来の信仰の対象であ
ったようで、鹿児島神宮の本
宮ともいわれている。

霧島市の史跡
kagoshima
syakutai
鹿児島神宮
石体神社