宝満寺跡
マップ

宝満寺跡に建立された観音堂

宝満寺は聖武天皇が皇国鎮護のために日本各地に
建立した勅願寺のひとつで、本尊は如意輪観音であ
り、南九州では坊津一乗院と並び称される古刹であ
る。

 一時途絶えたが、正和五〈1316)年に後花園天皇の
院宣により英基和尚が再興した。元応二(1320)年に
は本山の備前・西大寺から運慶作という本尊・如意輪
観世音菩薩が下向している。

 本尊の如意輪観世音菩薩は産婦を守護するといわ
れ,毎年四月の花祭り(お釈迦様誕生日)に催される
新婚夫婦のシャンシャン馬道中は、それにあやかる行
事として多くの参詣客を集めている。

平山氏庭園
天水氏庭園とともに、昭和31年に県指定の文化財と
なった。
 平山氏庭園は江戸時代初期の作庭で、修験道の
寺庭としての特色を持つ。背後に迫った自然の傾斜
とその裾辺に露出した大岩盤を主景となし、六十数
株のサツキ・ツツジの刈り込みを配して深山幽谷の
風趣にまとめ上げた見事な庭園である。
 現在も平山氏が居住しており、見学料などは不要
だが礼儀を以て静かに拝見したい。

庭園入り口からツツジの植え込みが見える

天水氏庭園

  作庭は江戸時代中期とされる。
  自然の岩盤の露頭に海石をもって築山し、その
 間にサツキ・ツツジ・クチナシ・ハクチョウゲの小
 潅木を配し、地被植物としてハラン・ツワブキ・ヤ
 ブラン・シダ類の下草をあしらっている。
  最大の特徴は借景で、植栽ラインの上に志布
 志城の内城(本丸がある)が間近に迫っている。
  こちらも現在、天水氏が生活しているので、見
 学には細心の気配りが必要である。

なお平成19年7月、以上の2庭園に福山氏庭園が加わり、国指定記念物(名勝)「志布志麓(ふもと)庭園」となった。ただし福山氏庭園は非公開である。

岩盤に石を配した庭園(借景は志布志内城)

マップ
マップ
houmanjiato
hirayamasiteien